リフォームの見積もり

【見積もりの依頼】

希望するリフォームをいくらでやってもらうのかをリフォーム業者に 書類で提出してもらうのもです。
できあがりの不具合や、設計変更による工事費の割増などのトラブルを防ぐため、 見積書をしっかりとることが大切です。
見積もりを依頼するときは、どこをどのようにしたいのかということを具体的に、 リフォーム業者に伝えることが大切です。
特に、リフォーム業者が見積もりをする際に必要なのが、総予算です。
総予算が提示されなければ、適切な見積もりができません。
そこで、主な内容とチェックポイントをまとめてみました。

【リフォームの見積書】

見積もりには段階に応じていくつかの種類があり、設計図等がまだ不充分な段階で、 おおよその予算を見るときに用いるのが、「概算見積」です。
そして、完成した設計図等に基づいて、実情に即した「最終見積」が出されます。
また、工事中に追加や変更が生じた場合には、「追加・変更見積」が出されます。
住みながらのリフォームの場合、工事の工程は非常に大切です、 工期の遅れなどが毎日の暮らしに影響しますので工程表等で十分確認する事が大切です。

【見積書の内容】

通常、見積書には、工事項目や単価、総額などが記載されています。
主な項目としては、仮設工事、タイル工事、木工事、木製建具工事、塗装工事、 内装工事、付帯設備工事、雑工事、などに区分され、それぞれの仕様、商品名、数量、 金額が記載されていますが、業者によって、多少の違いはあります。
これらの言葉の意味を理解して、見積書を読むようにしてください。
あいまいな点や疑問点は説明してもらいましょう。

主な見積書の内容

■表紙
表紙には、お見積書と書かれ、依頼工事名、工事の総額、 会社名などが記載されています。
場合によっては、受け渡し日、取引方法などが記載されています。

■仮設工事
工事をする際に必要な足場を組むための費用や、既存部分の取り壊し費用、 撤去費用、運搬費など。
業者によっては、仮設費用と取り壊し費用を分けて記載しているところもあります。

■解体・撤去費
建物および建物の特定部分を解体、撤去する場合の費用です。
(養生・清掃・片付け・残材廃棄処分)を含みますが現場状況、 条件によって大きく変わるので、注意が必要です

■木工事
大工職人が行う工事。和室、洋室の内部造作、間仕切り、クローゼット、 和室の入り口、運搬費など。(使用する木材のグレードが総工費に大きく影響します)

■木製建具工事
ガラス戸や洋室、クローゼットのドア、和室の襖など屋内建具の取り付け費。

■塗装工事
外壁の塗り替えや洗面台、キッチンカウンターなど新しく取り付けた枠や巾木、 上がり框などの塗装費用。

■内装工事
床、壁、天井などのクロスの張替え、洋室のフローリング貼り、畳などの費用。

■付帯設備工事
屋内の電気配線、コンセント、エアコン、スイッチ類の配線。給排水設備の配管、 給湯器の配管、便器や洗面化粧台、ユニットバスなどの設備工事費。

■タイル・石工事費
トイレ・浴室・流し台回りなどのタイル工事、玄関などの石貼工事の費用が含まれます。

■左官工事費
内壁の漆喰塗り、外壁のモルタル塗、モルタル吹き付けなどの工事が含まれます。

■雑工事
各項目に入らないこまごまとした工事費。

■諸経費
運搬費、現場一般管理費などが含まれます。

チェックポイントとしては次のようなことが挙げられます

■解体・撤去の範囲、方法、費用をよく検討する■
■作業スペース、養生などの仮設方法、費用■
■水廻りの設備変更がある場合の配管のつなぎ方、費用■
■日常生活に必要な住宅設備の代替えの必要の有無、およびその費用■
■基礎や屋根、躯体の旧建物部分との境界面の施工方法、費用■

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